2010年10月26日火曜日
アトリエ・トーク
ハマ美の先輩、3人の方々が来てくれました!
まだ現役の大学生ではありますが、
将来の方向性が決まった人たち。
ハマ美の生活、
大学の生活、
就職活動について、
ためになる事、笑っちゃう事、
当事者しか語れない、リアルな体験をお話しして頂きました。
非常に楽しかったですね!
僕らも久しぶりに会って、
「みんな立派になったな・・・・・ウウッ・・・。」なんて、
涙を流しはしませんが(笑)、
嬉しく、また彼らをとっても誇らしく思いました。
どうもありがとう!!
(と)
細かい専攻の資料や、受験時代の作品まで持ってきて頂きました。
貴重なポートフォリオ。
なかなか見たくても見れないよ〜。
2010年10月22日金曜日
芸術祭
高1・高2生科を経て受験科に上がってきたみなさんは、
これを通ってきた事でしょう。
僕らは直接制作段階に関わってませんが、
作品展示には足を運んでいます。
受験科になって一人一人の顔がわかるようになった頃、
「あ〜!去年の芸祭のあの作品、おまえのだったのか〜〜!!!」なんて、
新たな微笑ましい発見があったりします。
さあさあ、今年もどんな力作が見れるか楽しみです。
ね、アニキ。
詳しくはこちら↓
http://www.e-s-w.com/hamabi/taiken/2010_geisai.html
(と)
2010年10月21日木曜日
傾向と対策:1
2010年10月18日月曜日
アトリエトーク
2010年10月15日金曜日
季節
2010年10月14日木曜日
ジュース
2010年10月13日水曜日
「大盛りに興味はない。」
はっとする言葉だった。笑
ハマ美という学校は、
受験予備校らしからぬ課題をしばしば行う。
11月に行われる高1・高2生科の芸術祭しかり、
我がデザイン科でやっているブランディングしかり。
今回の話はこのブランディング。
課題自体は随分と前に終わっているが、
写真を整理していて、ふと頭をよぎった。
ブランディングとは、ユーザーにとって価値のある商品、思想を構築するための活動、戦略などをさす。過去から現在までを踏襲し、これからの社会に豊かな価値を提案していく事に、本来のブランドの意味と価値があるのだ。
ロゴマークや、イメージカラーを決めたりするビジュアル的な部分はあくまで一義的なレベルの話だ。
ブランディング自体は、たかだか17〜19歳の受験生が行うスケールの事ではない。遥かにリアリティーをこえている。
だってこれ、企業がやる事だもん。
でもみんな精いっぱい背伸びして
(これが結構大事だったりするんだよね!)、
ブレスト(ブレインストーミング)やら、市場調査を2週間をかけてプレゼンテーションする。
「新しいファーストフードを提案しなさい。」
という今回のテーマを与えられ、
新たな食べ物を提案するチーム(課題は6〜8人のチームで行う)が多い中、あるチームは某牛丼チェーン店の新たなブランディングを提案してきた。
牛丼業界の戦いはご承知の通り、熾烈を極め、たびたびニュースに取り上げられている。その戦いは、かえってお互い疲弊していくようにさえ感じられ、牛丼好きにとってはなんだか寂しい。
男の食べ物としての印象が強い牛丼を、
「女の子だって食べたいの」
をキャッチフレーズにそのチームは提案してきた。
女性向けにアレンジして・・・という手法は、取り立てて目新しい事ではないが、彼、彼女らなりに「今」を肌で感じ、等身大のスケールを持ちながらも、新たに提案していく迫力があった。(大げさかもしれないけど・・・)
「大盛りに興味はない。」
ズバッと、切れ味の良い言葉だった。
彼らの日常に向けている眼差しと、寝ても起きてもこのブランディングに費やした2週間という時間が、リアリティーを感じさせたに違いない。
うん、きっとそうだ。
(と)
2010年10月12日火曜日
充実感
2010年10月8日金曜日
眼差し
2010年10月7日木曜日
見る、みる、ミル
2010年10月6日水曜日
そろそろ短時間での制作
2010年9月21日火曜日
実験と実践
2010年8月21日土曜日
夏期講習実技終了
2010年7月27日火曜日
夏期講習
2010年7月5日月曜日
アトリエ開放
2010年6月30日水曜日
私大コース-コンクール
2010年6月17日木曜日
ブルータス
2010年6月2日水曜日
感覚と技術
高卒生科は、構成力強化週間です。誤解を恐れずに言うと「構成力」とは、基本的には画面に対するバランス感覚です。文字通り「感覚」なので、答えは、一つだけではありません。答えは無限にあるといっても良いでしょう。このバランス感覚はだれでも持っていると思うのですが、それを、コントロールして画面に定着させるには、訓練が必要です。しかも、一朝一夕にはいきません。訓練は、自分で実際に描いたり、作ったりすることが一番ですが、古今和洋の様々な絵画やデザインなどを、構成的な眼で見ることもとても良い訓練になるでしょう。だから、課題が終了しても、「構成的意識」を持続させてくださいね。
高校生科は、フォトリアルです。この課題もいろいろな意味があるのですが、ここでは、技術について書きます。技術(テクニック)の向上もまた、大変重要なことです。とても面白い発想が出来ても、それを「かたち」に出来なければ意味がありません。べた塗りで美しいグラデーションを作るには、絵具の使いかたにも工夫が必要になのです。そして、技術の向上もまた簡単にはできません。近道はとにかく、手を動かすことです。ただ、注意して欲しいのは、雑な仕事をたくさんやっても技術はあまり向上しないということです。いまの自分にとってのできるだけ丁寧な仕事を、なるべくたくさんやることが技術の向上には必要なのです。そして、どんどん見せに来てくださいね。
(す)
2010年5月12日水曜日
ブランディング終了
ブランディング課題が、11日の高卒生科、高3生科合同プレゼンテーションを持って、終了しました。まずは、皆さんお疲れさまでした。
プレゼンを終わってみて、それぞれ思うことはいろいろあると思います。もしかしたら、なんでこんなことやるのかもわからない人もいるかもしれません。今は、それでも良いと思います。今後、大学に入ってそれぞれデザインや工芸の勉強をしていった時に、あらためて気付いたりすることもあるでしょう。
ただ一つ、考えて欲しいのは、モノづくりに向かう姿勢です。なんとなく、やっていても良い作品は作れません。これは、普段のデッサンや平面、立体構成も同じなのです。たくさんの資料は、それだけ自分の作品の強度を上げてくれます。しっかりとしたコンセプトは、明解な作品につながります。客観的な確認は、作品のリアリティーを裏付けてくれます。
うまくいった人も、うまくいかなかった人も、是非今回の課題をやりっ放しにしないで、何かしら今後の勉強につなげて欲しいと思います。
とりあえず、資料集めてみたら?
(す)
2010年4月27日火曜日
ブランディング奮闘中!
今年の春は寒暖の差が激しくて、なんだか不思議な陽気が続いていますね。
そんないつもと違う感じの春ですが、ハマ美の春といえば…、
そうです、共同制作による「ブランディング」です!
ハマ美デザイン•工芸の毎年恒例の課題です。
このブランディング課題は、現在の形式になって6年目になります。
きっとOB•OGの人たちも、この課題には楽しい思い出も、苦い思い出(笑)もあるでしょう。
ブランディングとは、一般的な意味合いとして、
企業が消費者(顧客)にとって、競合と差別化されたブランドを構築する戦略を指します。
簡単に言うと、
「あ、この企業(商品)のイメージがいいな!」と、消費者に選択してもらうための気配りです。
ハマ美でのブランディング課題では、本来の仕事とは若干着地点は違いますが、そのテーマについてチームでとことん話し合ってもらい、ブランド戦略を疑似体験してもらうための課題です。その過程でデザインを志す受験生にとって、必要不可欠な興味と発見があります。そして何よりも「プロの仕事」に関心を向けるきっかけとなります。
これまでのテーマは、
2005「チョコレート」
2006「本」
2007「飲料水」
2008「お菓子」
2009「遊び」 ←クリックすると記事が読めます。
そして今年のテーマは「ファーストフード」です。
今の時代のファーストフードの問題点はなんでしょうか?
その「課題」を見つけることから始まります。
只今、ブレーンストーミング中。
(※ブレーンストーミング=アイディア発想法のひとつ)
ほほぅ。なかなか面白いアイディアが出てきましたよ!
(し)
2010年4月13日火曜日
質を支えているもの。
先日の日曜日、バスに揺られて展覧会へ行ってきました。
「話の話 ロシア・アニメーションの巨匠─ノルシュテイン&ヤールブソワ」展
神奈川県立近代美術館(葉山)
ユーリー・ノルシュテインは、アートアニメーション界の第一線で活躍する映像作家です。彼の優れた作品に至るまでのエスキース、絵コンテ、マケットが多数展示されています。
これまでに映像作品は観たことがあるものの、これだけ多くのエスキースを目にすることは初めてで、その数千枚に及ぶ試行錯誤を目の当たりにすると、秀逸な作品の質を支える、膨大な試みの集積に圧倒されてしまいました。ひとつの作品を創りあげる作家の気遣いが、とても伝わる展示になっています。
優れた作品には、それだけの裏付けがあるということなんですね。
そして、彼の代表作でもある
「霧の中のハリネズミ」
1975年/ソ連/10分/カラー
をはじめとして、午前/午後に分けてDVD鑑賞がありました。
日曜日ということもあり、お子さん連れの家族も多く来場していましたが、DVDが字幕スーパーだったので、小さなお子さんには少し可哀想な気もしました。。かつて販売されていたビデオには日本語吹替え版もありましたので、どこかで手に入れることができたなら、吹替え版も観てみてくださいね。とてもいいですよ!
知っていた人は改めて、知らなかった人は初めて、是非この機会にノルシュテインの世界に触れてみませんか?
(し)
2010年4月9日金曜日
「なぜ」をみつける。
興味深いニュース。
ストロー・じか?…給食紙パック牛乳飲み方論争
給食で配られる紙パックの牛乳、みなさんはどのようにして飲んでいましたか?
僕らの時代はテトラパックと呼ばれる三角形のパックでしたので、そのパックに貼付けられていたストローで飲むことが必然でした。
現在はパック牛乳でも、できるだけゴミを減らそうということで、業者からはストローを付けない状態で出荷され、別にストローを配っているそうです。
記事にある兵庫県姫路市の市立小学校では、68校のうち56校でストローを注文しておらず、児童にはパックにじかに口をつけて飲むように指導していたそうです。ある校長先生は「環境保護につながると思い、現場で疑問を感じなかった。」と話しています。
今回の問題は、一部の保護者から改善を要望されたのが発端で、主に「マナーが悪い」という観点だそうです。
さて、みなさんはこの問題をどう感じたのでしょうか?
エコの一環として、
子どもたちにゴミを減らす教育をすることも正しい。
マナーの問題として、
子どもたちにお行儀のよい飲み方を教育することも正しい。
そうです、どちらの言い分も間違っていないのです。
ここでデザインを志すみなさんに考えてほしいことは、どちらが正しいのかという意見を持つだけではなく、「なぜ」を考えるという部分が大切です。
「なぜ」じか飲みは行儀が悪いと感じるのか? というように。
1リットルのパックをじか飲みすることは、それは行儀が悪いかも知れません。 では、ペットボトルのじか飲みは行儀が悪いのか? 缶のじか飲みは行儀が悪いのか? 「マナー」が食育なら、「モッタイナイ」を実行する食育はないのか? もっと言えば「モッタイナイ」ができないのは行儀が悪くないのか?
果して、行儀が悪いと感じられる境界はどこにあるのでしょうか?
その疑問の先には、デザインを志すみなさんなら、
「じかに飲んでも行儀が悪くみえない紙パック」を考案する、
という考えに至るのも面白いと思います。
その解決策を考えるのがデザインの役割なのかも知れませんね。
どんなデザインも、その時代に、人々の生活における「なぜ」を「どう」解決できるのかが求められているのです。
日常の「なぜ」をみつけることが、デザインの第一歩なのです。
(し)
2010年4月7日水曜日
ゆるやかに、ゆるやかに。
ごぶさたしてました。
桜の見頃もあとわずかとなってしまいましたが、
みなさんはお花見とか行きましたか?
今しかできないことは、今楽しみましょうね!(笑)
おとといは武蔵美。昨日は多摩美、造形大。そして今日は女子美と、
このあいだまで受験生だったハマ美の生徒たちも、晴れて入学式を迎えました。
決意を胸に踏み出すみんなの姿は、講師陣の大きな励みになっています。
めいっぱい、チカラを出していきましょうっ!
さてさて、先日春期講習会も終わり、ハマ美ではあさってから新学期です。
最初の課題は木炭紙大での鉛筆デッサンです。しっかり準備してきてくださいね!
そして、このブログも新学期からは装いも新たに進めていこうと計画中です。
その第一弾として、Twitterでハマ美がつぶやきはじめました!
お気づきの方もいたかと思いますが、
右のウィンドウの【 ハマビッターのつぶやき。】、これです。
このブログからは最新5件のつぶやきが見れますが、
Twitterのアカウントを持っている人がいたら、
是非、@hamabitter をフォローしてみてください。
あなたのTL(タイムライン)に、ハマ美の日常、
OB•OGの近況(展示などの情報交換)、その他オススメの展覧会情報、
そして、何かヒントになりそうなことなどを(←これポイント! 笑)
Twitterの特長を活かして、「ゆるやかに」つぶやいていこうと思います〜
ちょこちょこリニューアルしていきますので、
これからのブログもよろしくお願いしますねっ!
(し)
2010年3月15日月曜日
合格発表一通り
各大学の合格発表が一通り終わりました・・・。
多摩美造形表現学部を残すのみです。
今年もハマ美生は頑張ってくれました。
合格速報はこちら↓
•2010 合格速報!
試験というのは当然合否がある訳で、
100%の合格率でない限りは、
いくら優秀な数字を誇っていても、落ちてしまった人の存在がある訳です。
大学に入ってからの制作に必要なヒントや方向性を、
タイトな受験期に少しでも伝えられたら・・・という気持ちの一方で、
大学に入れるまでが僕らの仕事。
そこからは当人の自主性に期待するしかない、という思いもあります。
ただし、今年残念な結果になってしまった人たちは、
もう一度見届けられるチャンスがある。そう、チャンス。
僕らにとってもみんなにとっても。
大学入試の合否の差は、実は紙一重です。
年間を通してアベレージが高かったのに、
たまたま何かをやらかしてしまった人。
逆に、当日ラッキーパンチが見事にあたった人。
たった1、2枚の作品で判定する訳ですから、
こういった事も当然起こります。
「それも実力のうち」という見方もあるかもしれませんが、
そうは思いません。
実力を見たい・・・、つまりはその人を見たい。と思えば、
自ずと、会社の入社試験のようになるでしょうね。
何度も何度も審査を設けるような。
何が言いたいかというと、
ちょっとした差であなたは合格できたんです。
でも、ちょっとしたことで落ちてしまっていたかもしれません。
ちょっとした差であなたは落ちてしまいました。
でも、ちょとしたことで受かっていたかもしれません。
合格した人は、そのちょっとした事で落ちてしまう可能性を持った弱点を、
大学で、自分で、改善してください。
残念な結果になってしまった人は、もう一度その弱点を克服しましょう。
このチャンスを生かして。
大学でやるのか、受験期にやるのかの違いです。
合否の結果は出ましたが、
あなた自身はこれ以前と何も変わっていない。
合格を境に、突然優秀な人間になった訳でもないし、
落ちてしまったからと言って、急にダメ人間になった訳でもない。
「これは良い!」と、自分で自信を持って言える価値基準を、
一つでも多く掴む経験が出来るかどうかは、
大学一年なのか受験生なのかの立場の違いに関係はありません。
一年の締めくくり、
なんだかダラダラと終わりのないことを書いていますが、
受かった人もそうでない人も
また、これからも頑張りましょう!!!!
2010年1月28日木曜日
試験突入
どうだったかな?
現役生はこれが初めての試験になる人が多いですね。
実際の試験を受けてみると、いろいろなことが起こるものです。
いつもの制作では、そんなに気にしなくても出来ている事が
独特の試験会場の雰囲気もあって、
頭が真っ白になって、すっぽりと抜け落ちてしまう、、、。
美大受験を経験した人ならこの状況、
とてもよくわかるんじゃないかな。
もちろん僕らも苦い思い出として記憶に残っています。
じゃあ、それでいいかというとそうではなくて、
その時に何が残っているのか?
というのが問題です。
真っ白になっちゃったんだけど、丁寧に塗る事だけは心掛けた!
真っ白になっちゃったんだけど、完成させる事だけはやった!
真っ白になっちゃったんだけど、最優先しろと言われた事は出来た!
真っ白になっちゃったんだけど、・・・・・・・・・。
さあ、みんなは何を残せるか?
入試直前の対策課題の目的は、
ズバリここにあります。