2014年9月26日金曜日

優秀作品展示:更新3vol.2

更新した優秀作品掲示板の2点目!

芸大コース現役生の色彩構成です。
モチーフは「みかん」「ゴルフボール」「マドラー」「正三角形」です。
たらし込みの技法を使ってますね。ただひたすらモチーフを描写するアプローチもありますが、描画材が持っている特質を引出してあげて絵作りをするのはむしろ当たり前の事です。
ただしっかりと計画しないと、もやぁ~っとしちゃったり、色に位置が出ずに弱さになってしまうので要注意!その点この作品はしっかりとエスキースが出来ているようですね!!構成を考える力が随分と出来てきました。バランス感覚も良いですね。ちょっとしたアイディアでもっともっと良くなります。現役生でこれぐらい安定感があるのは優秀です。って、そろそろ「現役生としては・・・」の表現は失礼かな。笑


2014年9月19日金曜日

「美大で何を学ぶのか」

「美大で何を学ぶのか 将来の夢を実現するために今どんな準備が必要か」

多摩美術大学生産デザイン学科長の和田達也教授がハマ美にお見えになります。
冒頭のタイトルがお話の中心になりますので、とても魅力的な会になると思いますよ!
多摩美志望者に限らずふるって参加しましょう!!

9月21日(日)
14:00〜15:30

第2部
15:40〜
生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻志望者対象の作品講評会
※高3生・高卒生対象になります。

どちらの会も、本学院生(中学生、高校生、高卒生)に限らず、保護者の方やお友達との参加も可能ですよ〜!

2014年9月18日木曜日

優秀作品展示:更新3

優秀作品掲示板の作品を2点更新しました。
 まず1点目にご紹介するのは、私大平面系のデッサンです。
夏期講習中に制作したものなので、時期的にはちょっと前ですね。
「手と昆虫」が出題でした。
丁寧な観察に裏付けられた描写力が魅力ですね。
カブトムシの足なんかは本当にそれっぽい!(ベタな言い方ですみません)
足の爪が皮膚に引っ掛かるんだよね〜!

描く人は、構図やプロポーション、明暗の設定や質の違い、いろいろな視点で観ていかなくてはなりませんが、その絵を見る側は案外適当です。間違っても描く人と同じ目線で見る事は無い。
大事なのは、『何が伝わったのか?』という事でしょう。

そうそう、カブトムシはこうやって持つよね〜。
足をばたばたさせるんだよ〜。

指先の爪を描く事が目的ではないし、明暗の設定をする事が目的でもないです。
「それっぽさ」をどうやって伝えるのか!それを楽しめると良いですね!!

2014年9月16日火曜日

コンクール終了&後期開始


私大コースは、いきなりのコンクールで後期の授業が始まりました。
4月から受験までの調度折り返し地点。

後期は専攻別の強化課題などに取り組みつつ、課題もより実践的になっていきます。まだまだ受験への現実感を持てない人もいるかと思いますが、これまでの取り組みで、自分は「何が苦手なのか?」「何が足りないのか?」ということは何となくわかっていると思います。特にデッサンは、あるレベルに到達するのに経験量がモノをいいます。なので、クロッキーもしくは加筆の自主的な取り組みを是非やってみましょう!

2014年9月10日水曜日

何だかうまくいかないんだよ、、、、、、デッサンが (泣)


そんなときの秘訣。

さて、どうするんだ!!と。

ポイントを3つに絞りましょう。
頭がこんがらがった時ほど物事はシンプルに、そして実はそこに問題の本質があったりします。

1、いいなぁ〜、かっこいいぁ〜、すごいなぁ〜と感じる作品をたくさんみましょう。
注:どの鉛筆使っているのか、どうやって描いているのか、そんなところは見なくていいです。ただ、ぼ〜っと。いいな〜かっこいいな〜とつぶやきながら見るぐらいで良いです。そして量を見る。いっぱい。目に焼き付けましょう。寝る時目をつむって「あ〜あんな感じのデッサンだったな〜」とぼんやりと思い出せると良いですね。上手くいかなくて困っているので、どうしてもどうやって描いているのかというテクニック的な部分に目がいきがちですが、傷口を広げるだけです。具体的なテクニックに関することはもっと先の問題です。

2、よく見て、良く比較する。
注:みんなは良い作品を見た時にどんな感想を持つでしょう?「すご〜い」とか「うまい!」とか?もう少し具体的に言っていくと、「質感がすごい!」とか「量感が出ていて迫力がある!」とか「明暗がしっかりしていて光を感じる!」とかかな。いろんな言い回しがあると思いますが、「リアル!それっぽい!」というところが大本なはずです。
あまりにも当たり前すぎて意識外になっている事柄を、デッサンや作品を通してみせられるとハッ!とする訳です。「ナニコレ!?すごい!」ってね。それが表現たる所以です。日常生活を送る+アルファ程度の観察量で人々を感動させられる訳ないでしょ。
みんなは知らないと思うけど、あの部分の形、私知ってるよ!だってじっくり観察したもん!という量が多くなったら絶対に絵は良くなっているはず!ゼッタイ!そして、そこまで観察して描いたものを必ず本物と比較すること!見比べないとそっくりにならないからね。当たり前なんだけど。

3、上記を踏まえ、そしてしつこくしつこく。
注:大好きな曲を友だちに伝えてあげてみてください。身振り手振りを交えても、歌ってみても、何時間かけても構いません。ただし、その曲は聴かせてはいけません。想像してみて。実際にやらなくていいよ、変な人に思われるから。笑
自分の感動を100%相手に伝えられるかどうか。それは多分無理です。仮にその曲を聴かせたとしても。がっかりすることはないです。そういうものです。だからこそ出来る限り100%を目指して、しつこくしつこく伝えるんです。それで80%共有できたらそれはとてつもなく素晴らしいこと!
「大体こんな感じ」では1%も伝わらないでしょう。「さっきよりは良くなったと思うんだけど〜、、、いや!まだまだ!」「だいぶ似てきたかな〜〜、いやもっともっと!!!!」と。幸いなことに絵はどんなにしつこくても嫌がられることはありません。むしろ大きな魅力です。よかった、そういう世界で・・・。笑
普段は素直でいい子だったとしても、ひとたび鉛筆を握ったら瞳に真っ赤な炎を燃やしてしつこくしつこくやりましょう!没頭しすぎて、よだれが垂れているのに気がつかないぐらいが理想です。

ポイントは3つ。
それぞれを実践するにあたっては具体的な工夫が必要ですよね。
1は資料収集をどの様にやるのか。
2は良く観察出来るまた比較しやすい制作環境をもう一度見直してみたり。
3はいかに集中力を持続させるか。

絵にはいろんな魅力がありますが、時にその多様さに何をやったら良いのかがわからなくなることもしばしば。ただ、上記の3つのポイントは全てに於いて共通の、そして最も重要な事柄かもしれません。

ちょっとずつ涼しくなってきて迫る入試を否が応でも感じる時期だからこそ、基礎の充実が勝負の決め手です。
時間には限りがありますが、出来ることたくさんはあります。