2014年7月7日月曜日

多摩美術大学プロダクトデザイン合格者作品制作プロセス


今年の入試ガイドにも掲載されていた作品の
制作プロセスのご紹介〜!

多摩美術大学プロダクトデザイン作品

今年のテーマは「風」でしたね!まずはエスキース。
風自体は描くことが出来ませんから、事象を通して表現しなければなりませんね。
金属製のお弁当箱を包んでいる布がヒラヒラとはためいている様子と、
桜の花びらが舞っている様子で「風」を表現するプランです。<左>
右の図は下書きです。

多摩美術大学プロダクトデザイン作品

さあ、実際に塗り始めます!アクリルガッシュの塗り方の基本としては
明度の高い色から塗っていきますが、塗る面積や表現の仕方によっては
逆の場合もあります。画面の印象を決める赤から塗っていきます。<左>
布とお弁当箱の関係をつくる影を塗りました。ここでも塗り方の基本とは逆ですが、
既に画面に空間が出てきましたね。<右>

多摩美術大学プロダクトデザイン作品

金属部分の描写にはいりました。ここの塗り方はセオリー通り!笑<左>
徐々に強い調子を加えます。金属の表現のポイントはコントラストですからね!

多摩美術大学プロダクトデザイン作品
















完成〜〜〜〜〜〜〜!
現役生ながら描写力、構成力も秀逸!!

春の空の下、草原でお弁当を広げているイメージが伝わりますね。



おまけ↓

http://www.e-s-w.com/hamabi/2014summer/exam_d.html