私大デザインのコンクールの講評も終わりました!
平面系の色彩構成が良い印象でしたね。
150点中110点以上(7割強)を付けた現役生が5名も出ました。
全体にはデッサンの底上げをもっともっとしたいですね!!
普段は制作の延長で、ここは良くなったね〜みたいなコメントをしますが、
コンクールは、今までの取り組みはどうだったのかという私情は
一切抜きに作品を評価する機会です。
なので、採点の際には当然誰が描いたのか伏せて行います。
採点後にはじめて「あ〜、なんだもっと描けるのにな〜」とか
「おぉっ!スゴい頑張った!」とか、
個人への感想が洩れるわけです。
みんなとの付き合いが長くなってくると、
だんだん誰が描いた作品なのか
絵を見ただけでわかるようになってきてしまうので、
出来る限りの客観性を持って採点をします。
で、そこで出てきた点数というのが今の力ということになります。
今回は60点から120点まで付いています。
さすがに低い点数が付いてしまったらショックだよね・・・。
でもこれは入試の為にやっているので、慰めはしません。
しっかり落ち込んで、泣いてください。
大切なのはその後。
「ちくしょー!次はがんばるぞー!」
ではダメです。
もちろんそのモチベーションは絶対に必要。
問題の改善には段階があります。
<STEP:1>
まずは何に問題があって低い点数が付いたのか、
考えること(といっても講評で言っています)。
<STEP:2>
その問題をクリアするのに具体的にどんな工夫をするのか?
以上。
多くの場合<STEP:2>、これがみんな疎かなんですよ!!!
講評の時にメモを取っているでしょ!?その後それをどうしてる?
もう一度まとめ直してる?
次の制作の時にそれをチェックしながらやってる?
離れて作品を見ている時にそのメモと照らし合わせてる?
具体的な工夫って例えばこんなもんですよ。
何かとんでもなく大層なコトをやれっていうわけじゃないんだよね。
資料収集をしなさいって言われたら、その日のうちから始める!
家に帰ったら10時半だし
その後ご飯食べてお風呂入って単語覚えてると時間がない・・・・・。
じゃあいつもよりちょっと急いでご飯を食べよう。
単語は帰る電車の中でやろう。
そうすればちょっとでも資料収集の時間が取れるぞ。
そう、これも具体的な工夫です!
何となく気分で描いていてはダメです。
気分で作品の質が上がったり下がったりするのでは、
試験自体がバクチになっちゃうでしょ。
<STEP:2>、<STEP:2>を実践してください!!!!
何だか長くなっちゃいました・・・・
でもコンクールの機会に言っておきたいんだからしょうがない!